映画史に残る最高のギャンブル映画6選

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最高のギャンブル映画の多くは、筋書きが似ています。大抵は特定ジャンルの低予算映画として制作され、即座に大ヒットすることはありませんが、偶然に賭けることのスリルを好む人々の心を掴みます。

以下のリストの中で、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されているのは1作のみ、アカデミー賞を受賞したのは2作品だけですが、万人受けする映画ではないというのもカルト作品には重要な要素なのではないでしょうか。それでは、最高のギャンブル映画を紹介していきましょう!

1. カジノ(1995年)

1995年公開の「カジノ」で、ロバート・デ・ニーロとジョー・ペシは6度目の共演を果たしました。2人の共演は、批評家に絶賛されたマーティン・スコセッシ監督の「グッドフェローズ」から5年ぶり、そして本作もスコセッシが監督を務めました。

「カジノ」はあるギャングの男の壮大な叙事詩であり、それに匹敵する優れたテーマ性、ストーリー性、スタイル性、そして俳優たちの質の高さが特徴です。全編ラスベガスが舞台ということもあり、おそらくギャンブル映画の中で、最も有名な作品でしょう。徹底的に恐ろしい場面もあるため、気の弱い方にはおすすめできません。緊張感あるポーカー勝負、いかさま賭博、オッズ操作、真の恋愛ドラマといった要素がないにもかかわらず、最高のラスベガス映画のひとつであると広く認められています。

2. レインマン(1988年)

史上最高の競馬映画を語るにあたって、「Phar Lap」なくして「シービスケット」はなかったと言えるでしょう。同じように、「レインマン」なくして「フォレスト・ガンプ」は存在しえなかったでしょう。本作はまさに、映画史に感涙ものの瞬間を刻み込みました。トム・クルーズとダスティン・ホフマン共演の本作では、ブラックジャックで勝つための方法が提示されており、ラスベガスのカジノにおけるカードカウンターに対するネガティブな態度が反映されています。

3. ラスベガスをぶっつぶせ(2008年)

ケヴィン・スペイシー演じる数学教授のミッキー・ローザは、若い学生たちにブラックジャックで最も儲かる、ベストなプレイ方法を教えます。アドレナリン全開の騙し合い、裏切り、快楽主義といった要素は原作となった小説「ラス・ヴェガスをブッつぶせ!」からしっかり引き継ぎつつも、粋で、おしゃれで、テンポの良い楽しいシーンの数々が、この大作映画を彩っています。

4. シンシナティ・キッド(1965年)

本作「シンシナティ・キッド」では、新進気鋭の若きスターと、用心深いベテランプレイヤーが、緊張感とスリル、そしてドラマに満ちたポーカーで長い戦いを繰り広げます。2人はお互いに探りを入れ合い、ごくわずかでも相手より優位に立つために穴を見つけようとします。冷静で超然とした態度の若き超一流をスティーブ・マックイーンが、鉄の神経、カミソリのような反射神経、ベテランらしい落ち着きを兼ね備えたランシー・ハワードをエドワード・G・ロビンソンが演じています。

 

5. モリーズ・ゲーム(2017年)

男性が支配するギャンブル業界において女性が主人公であるということだけでも、本作はこのリストの他の作品とは一線を画しています。それだけでなく、ブルームを演じたジェシカ・チャステインは実に見事です。イドリス・エルバが助演として輝きを放つほか、クリス・オダウドとジョー・キーリー(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」)のカメオ出演で新鮮なコメディ要素も添えられています。

 

6. アンカット・ダイヤモンド(2019年)

失敗続きのニューヨークの宝石商、ハワード・ラトナーは、危険な高額スポーツベッティングビジネスから抜け出せずにいます。彼を演じたアダム・サンドラーは、キャリア最高の演技を見せています。「アンカット・ダイヤモンド」はいつものアダム・サンドラー主演のコメディ作品とはかけ離れており、ハウイーの金銭面での劇的な破滅や、怪しい人間たちと手を組んでしまうその傾向は、観る者に居心地の悪さを感じさせます。